カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致が大きな争点になった横浜市長選では、昨8月22日午後9時からの開票作業前に、早くも野党支持の元横浜市立大学教授・山中竹春氏が当確となった。
横浜市は菅義偉首相の地元であり、しかも菅氏が全面支援する小此木八郎元国家公安委員長もIR誘致反対を表明しながらこの惨敗。菅政権の打撃は大きいだろう。
そのわが国におけるIRに参入したいと思った中国企業「500ドットコム」からの収賄、それに組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われている秋元司衆議院議員(東京15区。現在、自民党離党し無所属も、自民党二階派特別会員)だが、すでに一審公判は7月20日に結審。検察側は懲役5年、追徴金約758万円を求刑。判決は9月7日に予定されている。
そんななか、秋元被告が判決前の8月中に「イブニング・セミナー」と題した実質、政治資金集めのためのイベントを予定していることがわかった。
会費は2万円。会場は都内ホテルの宴会場としてもよく使われる大広間(セミナー用としても。最大2000名収容可能)。
横に掲げたのは、そのセミナー開催の郵送による案内通知と一緒に入っていた秋山被告の「ご挨拶」文書。
これを見れば、秋元被告は無罪を信じており、今後も衆議院議員として活動していく強い意志を持っていることが窺える。