アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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県知事が工場見学し応援メッセージ――工場側に問題無し。「SBI」北尾社長の“乗っ取り”に負けるな!

『週刊新潮』が、新型コロナに対しても予防効果があるとされる注目のサプリ成分=「5-ALA」を世界で唯一安定的に生産しているという静岡県袋井市のサプリ工場を、「SBIホールディングス」(8473。東証1部。東京都港区)の北尾吉孝社長が“カネのなる木”と見て不正に乗っ取ろうとしていると報じたのは今年4月28日のことだった(5月6・13日合併号。3頁の特集=冒頭写真)。
詳細は同記事をご覧いただきたいが、SBIHDの子会社、この袋井市の工場から5-ALAを供給してもらっているサプリ会社=「SBIファーマ」(やはり北尾氏が代表取締役)の申し立てに対し、仮差押決定が出たのは3月4日。
また、3月17日にはそのSBIファーマが、この工場を所有、経営する「ネオファーマジャパン」(東京都千代田区。河田聡史社長)に対し約3億円の支払いを求める民事訴訟を提起。5月下旬にその第1回目の口頭弁論期日があった。
両社の言い分は、両社のIR(SBIHDは4月21日と5月27日。ネオ社は4月22日と5月28日)を見ても明らかなように真っ向から対立している。
 そんな状況であるなか、したがって、川勝平太・静岡県知事(横写真)に対し、「係争中の会社を知事が訪ねることはいかがなものか」(*しかも、係争相手は菅義偉首相のブレーンでもある北尾氏)との懸念の声もあった。
ところが、川勝知事は工場を訪ねた(市長も同行)。5月25日のことだという。
それだけでも異例とも思えるが、それどころか、河田社長に対し開口一番、「自分も県でも確認したが、ネオファーマの方に正当性があるとわかったので来た」と述べ、さらには自分が来たこと、話したこと、ネオ社側に知事の写真をたくさん撮らせ、これらをどんなかたちで使ってもらっても構わない旨、語ったという。
訴訟の一審判決が出るのは今年一杯はかかりそうだが、それを先取りし、県がネオ社側に「勝訴」を下した格好だ。
SBIといえば、最近では「テクノシステム」の事件もあり、子会社「SBIソーシャルレンディング」が廃業している。

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