アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「エイベックス」買収話で会談決裂と「怪文書」登場

 本紙が「エイベックス」(7860。東証1部。東京都港区)の松浦勝人会長(冒頭写真右人物)所有株(5%)を「高山直樹」氏なる者が買い取る話し合いが持たれているようだと第一弾記事を出したのは5月6日のこと。
そして、この動きに対し、エイベックス側が徹底阻止の動きを見せているとの追加記事を出したのが5月18日
そんななか、5月21日、写真週刊誌『フライデー』に「エイベックス買収を仕掛ける高山氏とは何者?」との主旨の記事が出る。同記事の内容は、高山氏は松浦会長所有の5%に止まらず、TOB(株式公開買い付け)をしてエイベックスの経営権を握る用意もあるという内容だった。
これに対し、エイベックスは同日、「書かれている内容は全て『事実無根』」として、発行元の講談社と高山氏に対し法的処置を取ると同社HPでIRした。
だが、本当にエイベックスがいうように「事実無根」なのか?
そもそも、まったく事実でないことを実名で、しかも顔出しまでして言って何の意味があるというのか?
しかも5月27日、エイベックスは、「サイバーエージェント」(4751。東証1部。藤田晋社長=冒頭写真左人物)に7・72%の自社株処分を行うとIRしたが、これは、エイベックス側は以前から公私ともに緊密な関係にある藤田氏主導で防戦に動いたのではないかというのが本紙の見立てだ
それに6月2日、高山氏側とエイベックス側が話し合いを持ったとの情報が本紙には入って来ている。

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