アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

詐欺師に利用された!? 元プロ野球投手・ギャオス内藤氏

有名人が問題会社の広告塔役をしていたケースは枚挙に暇がない。
本紙がごく最近に取り上げたケースだけ見ても、破たんした太陽光発電事業等「テクノシステム」における小泉純一郎元首相、同様の会社におけるデヴィ夫人、石田純一、少し前だと仮想通貨絡みでふっくんこと布川敏和、中村雅俊などいくらでも上げられる。
もっとも、今回のプロ野球元投手・ギャオス内藤氏(本名・内藤尚行。冒頭写真中央)のケースはひじょうに気の毒と感じる。
デヴィ夫人、石田純一の場合は問題会社の社長と対談、布川と中村の場合は問題会社の顧客向けイベントで司会を務めたり歌を披露する仕事を行い報酬も得ている。そのほとんどはどんな会社からの依頼で目的もよくわからないが、ともかくカネになればということだろう。
これに対し、今回の内藤氏の場合は、実業団の減少で野球での就職が困難になるなか社会人硬式野球チームを作ると、それも内藤氏の地元・愛知県豊川市に近い岐阜県の企業からで、しかも正社員として25人以上を採用し午前中は野球の練習をしてもらっていいという好条件ということで、その設立チームのGM就任を依頼されてのことで公的な意味合いもあった。
しかも、冒頭写真のように、会ったのは岐阜県瑞浪市役所の市長室で市長(右人物)も同席してのこと。
問題会社は同市に本社を置き、社会人硬式野球チームをこれから設立すると報告するとして、詐欺疑惑が出ている問題会社社長(左人物)に促されてのことだった。15年1月のこと。
ところが、この会社はすでに経営状況は厳しく、運営面において不透明感を増しているという。しかも今年1月、この会社社長は岐阜県警に詐欺容疑で告訴されたのだ。
むろん、内藤氏が望んだ社会人野球チームが結成されることはなかった。

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