アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

他人の土地を勝手に使用――デヴィ夫人、石田純一らが社長と対談の太陽光発電会社(3)

 4月23日、5月1日と2度に渡り、この「アースコム」(埼玉県越谷市。丸林信宏社長=冒頭写真左人物。右はデヴィ夫人)の疑惑を取り上げて来たが、今回はその証拠写真を公開する。
第1弾記事で、京都府船井郡京丹波町の所有地に勝手に太陽光発電設備を設置されたO社がアースコムに抗議の手紙を出したところ、アースコムの弁護士から、誤って(錯誤で)使用したとして、「A社(=アースコム)が所有する私道に設備を移設する。そのことにより多くの土地所有者が通路を失い、自分の所有している土地に行けなくなる」旨の回答が。謝罪どころか、逆に脅すような回答が来たと紹介している。
もっとも、これだけでは言葉足らずで意味不明の読者もいたと思うので、証拠写真と共に解説しよう。
左横に掲げた写真は、アースコムが太陽光パネルなどを設置した京都の現場を上空から見た一部。ところが、そのかなりが他人の土地で、そこに勝手に設置したもの。O社=「奥楠」(大阪市中央区)の田中孝一会長はそのことに気づき抗議したところ、アースコムは、この写真でいえば、黄色の〇で囲んだ私道(アースコムともう一社の共有地)に太陽光パネルやIDポールなどの設備を、これまた抗議した奥楠の所有地に再度不法侵入し移動させた。
だが、私道の幅は狭いところが多いので、右横写真のように私道はまったく塞がれてしまう。となると、この一帯の他の土地の所有者は、自分の土地に行こうにも行けなくなる。
前出のアースコムの弁護士が、「多くの土地所有者が通路を失い、自分の所有している土地に行けなくなる」というのはそのことを指す。
本来なら、違法行為をしているはずのアースコムは謝罪するどころか、逆に開き直って脅しているとしか思えない。
しかも、確かにこの私道はアースコムともう一社の共有地ながら、下に掲げた登記簿のように、その私道は謄本の地目では「公衆用道路」となっているので、少なくともこの私道を利用する周辺土地所有者の許可を得なければ私道を塞ぐ行為は許されないはずだ。
したがって、アースコムは違法行為をした上、違法行為をさらに重ねていると思われる。
これだけでも十分に驚きだが、さらなる重大疑惑がある。

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