アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「北日本紡績」に続き「プラコー」乗っ取りを画策する「和円・篠原」仕手連合

中空成形機などプラスチック加工機の専業メーカー「プラコー」(6347。JQ。さいたま市)は10月20日、11月6日に予定されている同社臨時株主総会に係る株主提案に対し、同社取締役会で反対の意見表明を行う決議をしたとして、その反対意見を含むお知らせをIRした。(冒頭写真=「毎日」11年1月13日)
その株主提案は「フクジュコーポレーション」(東京都中央区。井手出和成代表)という有限会社が行ったもので、プラコーの現社長・黒澤秀男氏ら取締役4名の解任、代わりにフクジュ側が求める5名の候補者を取締役と選任することなどを求めるもので、経営権乗っ取りであることは明らかだ。
ただし、このフクジュ、住所は仕手筋御用達で有名だった旧「ヤマゲン証券」と同じビルで、本紙既報のように旧ヤマゲンのオーナーの会社と思われる。
約5年前、プラコーの筆頭株主(18・44%)に躍り出るや、あの平原宏一氏(故人)らと組んで16年7月の定時株主総会で井手氏自らも含めた取締役5名選任の提案をしたものの僅差で否決され乗っ取りは不発に。そして、フクジュの所有割合は現在12・2%まで低下している。
で、今回の再度の乗っ取りの提案なのだが、これに対し、前述の10月20日IRの会社側の反対意見表明理由のなかにはこんな記述がある。
「請求人(=フクジュ。*編集部注)は本臨時株主総会の招集請求等を他の株主らと実質的に共同して行い、他の株主らと共同して市場内において当社株式の買付を行っている合理的な疑いがあることが判明しております」、「大量買付行為の中には企業価値の向上及び会社の利益ひいては株主共同の利益実現を考えることなく、専ら当該会社の株価を上昇させて対象会社の株券等を高値で会社関係者等に買い取らせる目的で行うなど、企業価値及び会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく損なうことが明確な、いわゆる『濫用的買収』が存在します」(横写真=プラコーの株価チャート)
ここまで批判されるのも珍しいと思うが、会社側が指摘するそのフクジュと共同する「他の株主ら」が「和円・篠原」仕手連合であれば納得できるというものだ。
本紙既報のように、今回のプラコーの前には紡績糸メーカー「北日本紡績」(3409。東証2部。石川県白山市)が狙われ、今年5月1日、経営陣が一新した。

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