アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「北日本紡績」経営陣一新の背後に“仕手連合”か

 5月1日、そもそもは地元有志が設立した紡績糸メーカー「北日本紡績」(3409。東証2部、石川県白山市)の経営陣が一新した。
同日、臨時株主総会が開かれ、仲治文雄社長ら3人の取締役が総会後に辞任。代わって5人の新取締役が就任し、そのなかの粕谷俊昭氏(冒頭写真)が新社長に就いた。
北日本紡績の業績が19年3月期に続き、20年3月期はさらに赤字を拡大させるなか、株主から、前経営陣の下で業績回復は期待できないどころかさらに損失を拡大させることは明白として、前経営陣3人の解任、新取締役5人選任(内1名は候補者変更に)の提案が出された結果だ。
これに対し、取締役会は業績の赤字はオリンピックを主とする社会インフラ整備が一段落したなどのためで、経営陣の能力とは無関係として議案に反対を表明していた。
また新型コロナ下、しかも臨時株主総会招集通知が出されたのが4月16日というなか、石川県白山市の会場にどれだけの株主が集まり、果たして3人の1以上の議決権行使があるのか疑問視する向きもあったが、地元「北日本新聞」報道によれば、出席した株主は9名のみだったが、3分の1以上の議決権行使(1万2294個)があった(内、58・9%が提案株主側の委任状分)。なお、前経営陣3名は辞任の意向を示したため解任の議案が取り下げに。臨時株主総会はわずか15分ほどで終わったという。
ところで、この北日本紡績の株価、19年年初に700円台だったが、同年2月からこれというめぼしい材料もないのに急騰し出し4月に入って倍以上になっていた。その後、さらに3000円近くまで上がり続け、株主提案が出た後には3760円にも。GW明けの本日は3555円で取引を終えている。
1年数カ月の間に、業績は赤字続きなのに約5倍の急騰ぶりだ(右写真)。

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