株式市場は新型コロナによる金余り相場をこれ幸いに、いわゆるハコモノ企業の株価が続々と急騰している。
政府が大量の資金を感染対策に投じるも、未だに10万円交付も行き渡らず、必要な事業者より先に株式市場に資金が流れ込んでいる。
しばらく不遇の時代を過ごしていた仕手筋も出口に向けて大いに張り切っている。
さて、前回に続きいくつかのその手の銘柄を取り上げたい。
最近、本紙本編で「Nuts」(7612。JQ。東京都港区)関係者2人に家宅捜査が入ったことをいち早く報じた。そのうちの1人、宮城氏は次は不動産関連「燦キャピタルマネージメント」(2134。JQ。大阪市淀川区)をやるといっているようだ。もう一人のS氏はM浦グループに属しており、兜町ではそこそこ有名人だ。M浦氏の関係銘柄だと燦キャピタル以外は不動産関係の「GFA」(8783。JQ。東京都港区。冒頭写真)、「ビート・ホールディングス・リミテッド」(旧新華ファイナンス。9399。東証2部。香港)あたりか。
その大物M浦氏銘柄で長らく低迷していた「P」が急騰し、2017年12月以来の高値を付けて来た。3月安値からだと約3倍だ。