＜連載＞宝田陽平の兜町アンダーワールド（７９７）「Ｎｕｔｓ」上場廃止で、次に注目の怪しい銘柄、怪しい面々

「Ｎｕｔｓ」が10月３日にようやく退場し、次はどのハコモノ企業が退場となるのか？
その前に、Ｎｕｔｓ関係者と親しくしていた投資家は「ＩＢＵＫＩ（イブキ・ジャパン・ファンド）に騙された」と最後に嘆いていたそうだ。
昔も今も仕手本尊に近く、情報が入る人ほど大損するものだ。情報が入るばかりに仕手筋が行き詰まっても信じてついて行くからだろう。
さて、「第２のＮｕｔｓ」と噂されている筆頭は「燦キャピタルマネージメント」（2134。JQ）だが、風説の流布と捉えられると困るのであくまで噂とだけ断っておく。
また、あのホリエモンこと堀江貴文氏が社長で塀のなかに落ちた「ライブドア」事件の残党が関わっている「継続疑義注記」の「ＧＦＡ」についても、筆者の元に新たな情報が入って来ている。
同社については今出ている『ＦＡＣＴＡ』10月号でも１頁記事が出ている（67Ｐ）が、今年７月にＧＦＡの増資を引き受けた「ＴＫコーポレーション」はあの松田元氏率いる「ビート・ホールディングス・リミテッド」（9399。東証２部）の増資にも登場。そのＴＫコーポの代表取締役は木内孝胤前衆議院議員(54。冒頭写真。09年に民主党、14年に維新の会から共に東京９区で出馬で２度当選）。