今年もまた8月15日の「敗戦記念日」がやって来た。
本紙は、「戦争」に良い戦争も悪い戦争もなく、庶民にとってはどんな戦争であれ地獄で、けっしてやってはいけないという立場。
まして、先の戦争は日本も「侵略戦争」であり、それを正当化などできようわけがないのに、その戦争を正当化するような一宗教法人たる靖国神社(冒頭写真)への国会議員の公式参拝はすべきではないという考えだ。
その靖国神社にこの8月15日も、計47名の国会議員が参拝した。
もっとも、今年は閣僚の参拝がゼロであるだけでなく、内閣構成議員(大臣だけでなく、副大臣、政務官も含む)全員が参拝しておらず、これは戦後初めてのこと。これも、民主党政権が誕生した成果といえそうだ。
以下、この参拝議員のなかから、特に気づいた数名について解説をしておく。
(上写真図=参拝国会議員一覧。「社会新報」9月1日号記事より)