久々に、「青山メインランド」西原良三社長に対する恐喝事件における川又誠矢被告分の報告をする。
この恐喝事件、大きく松浦正親被告らの分(1000万円)と、小林英雄、堀川嘉照両被告の分(500万円+2000万円の未遂分。こちらの2人はすでに共に実刑2年6月の一審判決が出ている。堀川被告は控訴せず)の2つに分けられ、川又被告は小林・堀川の方の共犯(黒幕)と見られ2カ月遅れで逮捕され別公判。
この川又被告の被告人質問は2月3日、3月3日とあったが、本紙は2月3日の方はミスから把握していない。今回お伝えするのは3月3日の方についてだけだ。
もっとも、結論を先にいえば、これといった注目すべき証言などは飛び出していない。
すでに前回(昨年12月25日)の小林・堀川両被告が検察側証人として出廷した分で報告したように、川又被告はまず恐喝に問われている500万円につき一銭も受け取っていないし、小林・堀川両被告から川又被告が黒幕だったという証言は飛び出していない。
それでも検察が川又被告を起訴したのは、堀川被告から押収したライン、メール、録音記録などから川又被告が2人の恐喝行為を逐一把握し、恐喝行為に当たるツイッター、ファックス内容につきアドバイスをしていたことが明らかになっているからだ。
ただし、川又被告はそれは金銭が目的ではなく、西原社長につき以前から快く思っていなかったので、西原社長が枕営業を受けた疑惑が浮上したことを契機に西原叩きに参加したに過ぎないと主張している。
そういうわけで、以下、まずは弁護人とのやりとりのなかで、西原叩きをするようになった動機に関する部分を紹介する(一部要約)。