アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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“最後の総会屋”=竹之内被告脅迫事件――全面無罪(「判決文」より)

 3月10日、“最後の総会屋”ともいわれる竹之内昌虎被告(58)の脅迫事件(正確には暴力行為法違反)一審判決があり、裁判長が無罪としたことは本紙既報の通り
「読売」(3月11日東京朝刊)も報道しており(冒頭写真)、同記事では、竹之内被告は「殺す」とはいっておらず、「お前、生きて帰れんぞ」などと脅したのでなく、警告の意味でいったから脅迫には当たらないと、家令和典裁判官は無罪を言い渡したと解説されている。
それはその通りだが、無罪になった本質は、脅されたとして告訴したM氏が「竹之内被告と実質“同類(=反社会勢力)”」だと判断したからと本紙は先の記事で報じた。
そして、それは判決文を見れば明らかだ(下写真は判決文の一部)。そこには、「『稼業同士』の警告の域を出ないもの」と、ハッキリ記されている。
また、竹之内被告の供述は当初から自分に不利なことも認めており(暴力団の名を出したことは認めているなど)基本的に一貫性があるのに対し、M氏の供述は「信用できず」でもなく、「全く信用できず」と断じていた。
ここまで裁判官に、被害者とされる告訴人がいわれるのは前代未聞ではないだろうか。

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