報告がすっかり遅くなってしまったが、11月22日(金)午前11時から東京地裁であった川又誠矢被告の初公判の概要をお伝えする。
すでにこの初公判冒頭、川又被告本人が用意したメモを読み上げ、無罪主張したことは報告した。
その川又被告の主張にあるように、アクセスリンクというツイッターアカウントを作成しそれを削除することで「青山メインランド」西原良三社長から恐喝したとする500万円は、共謀していたとする小林英雄・堀川嘉照両被告が山分けしている。また、西原社長が、恐喝のネタになった枕営業証言が飛び出した民事訴訟を取り下げたら払うといっていた残りの2000万円は未遂だし、この民事訴訟を提起したのは小林被告だ。また、アクセスリンクを作成したのは堀川被告、NHKに西原社長に関する怪文書をFAXしたことは小林被告自身が認めている。西原氏とこの金銭支払いの件で会ったのも小林・堀川両被告で川又氏ではない。
しかも、川又被告の弁護人は、昨年10月30・31日の西川社長と小林・堀川両被告の面談には、西原社長の弁護士も同席し、その場でアクセスリンク削除で500万円、民事訴訟取下げで2000万円支払うと合意されたものだから、一般の民事上の取引に過ぎず、したがって恐喝の構成要件を成さないと考えると述べた。