アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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“最後の総会屋”=竹之内被告脅迫事件ーー証人尋問で本紙ネタ元は500万円受領、ゲラ流出? など仰天事実続々

本紙では18年12月、「GFA」(8783。JQ)のM取締役(当時)の事業に関する不正疑惑について報じているが、(1)そのネタ元の別のM氏が、“最後の総会屋”ともいわれる竹之内昌彦被告から脅迫された、(2)竹之内被告を逮捕したのは、本紙・山岡も「国策捜査」であわよくば逮捕を狙っていたと思われる、「青山メインランド」社長恐喝事件と同じ警視庁組織犯罪対策3課の同じ班が手がけていた、ということで注目し、その公判についても適時報じている。
ところが、本紙・山岡もこの公判で証人出廷することが決まったことから、他の情報を入れると記憶が混乱する恐れがあるからと傍聴を禁止されたのは前回記事で報じた通り。
証人出廷はすでに昨年12月25日に終えたが、正月休み、この間傍聴できなかった公判2回分の内容についての確認取材に時間を要したことなどから、すっかり時間が経ってしまったがご容赦願いたい。
今回は昨年11月12日の3回目公判(不動産会社社長F氏とGFA元取締役M氏の証人尋問)について報告する。
この2人の証人尋問は検察、被告双方が求めて実現した。
すでに、あろうことか、本紙のこの記事を消すのに5000万円いるかのような発言がネタ元M氏から出ていたことは述べた
検察側は、それはあくまで例え話で、実際にはネタ元はそんな要求はしていない証言を得るために、一方の被告側はそれに対する反論、その他にもネタ元は不可解なことをしていた証言を得るためにこの2人の証人尋問を要求した。
まず、5000万円の件だが、F氏は記事が出た後の当日、GFA元取締役M氏から電話があり、関係者からいろいろ電話があって大変といい、「もう記事をとりあえず消してくれ」といわれたので、F氏はネタ元の別のM氏に電話しその旨を伝えたところ、こういわれたと証言した。
「(消す)費用の話は出なかったんですが、例として、例え5000万円ぐらい払ったとしても、アクセスジャーナルの運営の信用問題になるから、それを消すことはできないといわれたんで。そんだけ(記事を消すのは)大変なことなんだという説明を受けました」
検事 記事を消すことができるかできないかについて、Mサンは証人に何といいましたか。
「真実のことならば絶対に消せないと。で、間違っていることがあれば、それは訂正するとはいってました」。
これに対し、被告側反対尋問ではこんな問いかけが。
弁護人 消して欲しいということに対し、消せないであれば、消せないという回答があるのはわかるんですが、そこでどうして5000万円、わざわざ例え話が出てくるかわからないんですが。
「いま、それはボク、Mサンに聞いていることをそのままいっているだけなので……」。
念のためいっておくが、本紙・山岡はこんな発言をネタ元M氏がしていることは、GFA元取締役M氏からの電話で知り、その後、原宿警察署で刑事から恐喝しなかったと問われたのは既報の通り

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