昨日、「青山メインランド」の西原良三社長に対する恐喝容疑で2人が逮捕されたが、だからといって、本紙でも既報の、「松浦大助グループ」の松浦正親氏らを恐喝で告訴しているという件が事実誤認だったわけではない。それどころか、当局はいまも捜査を続けており、近く逮捕者が出るのは避けられないようだ。
本紙の取材では、西原社長は恐喝されたのではなく、記事揉み消しを正親氏に依頼。ただし、自らではなく、「山田」なる人物に仲介を頼み、先づけで1000万円を渡したとされる。
その山田氏の正体が判明したので報じる。
その山田氏とは、「オールインエンタテインメント」(東京都港区)の山田浩貴代表取締役社長のことだった。
同社は任侠作品を中心とした映画やビデオの企画・製作・販売を手掛け、大手企業信用調査会社データによれば18年3月期の業績は約14億2400万円、営業利益は約4800万円。
もっとも、本紙既報のように、山口組弘道会の企業舎弟だった佐藤義徳氏(詐欺、脅迫などで懲役5年8月の実刑確定で服役。すでに出所している模様)との関係も指摘されている。
「青山メインランド」の西原社長→この山田氏→「松浦大助グループ」の正親氏→総会屋の竹之内昌虎被告(本紙のネタ元に対する脅迫容疑で起訴に)の流れで、本紙の買春疑惑記事(念のために断っておくが、偽証罪にも問われ得る法廷で、当事者のタレントが証言。しかも、その「証人尋問調書」に基いて報じている。いい加減な噂レベルの報道ではない)を消せないかと行って来たわけだ。
以上のような人脈が表沙汰になったため、西原社長としては対面的に「恐喝」と言わざるを得ないのではないか。銀行取引停止にもなり得るからだ。そして、それが本当だとしたら虚偽告訴になるわけでとんでもない話だ。
*すでに松浦正親氏には逮捕状が出ている模様。