アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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弘道会「共生者」公判で明らかになった、暴力団と某Vシネ会社との蜜月関係

指定暴力団・山口組の最大組織「弘道会」(名古屋市)の№2、若頭の竹内照明被告と、地元の風俗店グループ、通称「ブルーグループ」の実質経営者・佐藤義徳被告が一緒に逮捕されたことは本紙でも既報の通り。
その佐藤被告、写真週刊誌『フライデー』に、同被告が自宅を建てるとしていた土地に、山口組トップ・司忍の私邸が建つのではないかと報道され、事実無根として提訴したことも本紙は報じたことがある。
その佐藤被告を、当局は弘道会との「共生者」と見て逮捕したわけだが、その佐藤被告の公判を通じ、あるVシネマ大手制作会社と佐藤被告との蜜月ぶりが明らかになっていたことは、大手マスコミでは社名などを明らかにしていないからほとんど知られていない。
Vシネマとは、最初から劇場公開はやらず、ビデオ(DVD)商品用として制作された映画のこと。最大手は東映で、ヤクザものが多いのはご存じの通り。
もっとも、だからといって東映が暴力団と親しいわけではないが、佐藤被告の公判では、別の大手制作会社の蜜月ぶりが明らかになっていた。そうなると、そこに登場する有名俳優も間接的にしろ親しいという解釈も成り立つだけに、この10月から全国自治体で暴力団排除条例が施行され、最もピリピリしがちな時期だけに、この事実はそれなりのインパクトがあるのではないか。
その公判とは、佐藤被告の1回目の詐欺容疑での逮捕を巡って。佐藤被告、知人女性を東京・三田の高級マンション(横写真)に住まわせる際、自分の名前では不可になったとして一計を案じ、自分の取り引き先会社の名前で賃貸契約を結んだ。その取引先がVシネの大手制作会社だったのだ。
この公判(検察側の起訴状朗読があった)が開かれたのは9月13日。そして、このVシネの大手制作会社とは

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