塩入孔志氏(42。冒頭写真)という詐欺師としか思えない者がいるので、新たな被害を防止すべく、本紙の「この男、詐欺師につき」という連載で取り上げたところ、この塩入氏が、記事削除仮処分申立をして来た。
主な争点は2つ。
①今年3月に破産手続き開始決定を受け、大手マスコミで軒並み報じられた次世代送電網関連企業「DGキャピタルグループ」(名古屋市中村区)の代表だった新海優氏が代表の別会社との間で、塩入氏側に20億円の債権があるとする「覚書」を偽造したかどうか。
②「T」(神奈川県横浜市中区)という広告会社の代理店だったことを悪用し、顧客から7億円詐取したかどうか。
②に関しては、塩入氏は代理店などしていない、カネを一銭も受け取っていないなどといっているが、すでに塩入氏は顧客に提訴されているし、代理店をやっていた、顧客からカネを預かっていたことなど、本紙は裏づけ資料を持っており、また関係者から陳述書も出してもらっており、こちらの真実性は問題ない。
①も、当初予定では、本紙は新海氏から「偽造なので、陳述書を書きます」旨、約束を得ていたので、この仮処分申立は簡単に勝てると思っていた。
ところが、第2回目の審尋が7月3日午前11時から東京地裁であったのだが、新海氏は約束通りそれまでに本紙に「陳述書」を書いてくれなかったどころか、何と塩入氏の方に「陳述書」(右横写真)を提出。
そして、その陳述書には「20億円の覚書については、会社として締結自体はしましたが、債務の存否については、債務はないものと認識しております」と記されていた。
20億円の債務の存否はともかく、「会社として締結自体はしました」では、問題の覚書は偽造でないといっているに等しく、本紙にしてみれば新海氏に裏切られた格好に。
ところが、その後の新海氏とのやり取りを通じ、新海氏は、塩入氏とその代理人弁護士とに騙され、陳述書を提出させられ、自分の意図とは異なり、塩入氏側に有利な材料として悪用されている重大疑惑が浮上した。



