「unbanked」(8746。東証スタンダード。東京都渋谷区)は5月13日、6月5日開催予定の臨時株主総会における会社提案の議案内容につきIRした。
それによると、安達哲也代表取締役(冒頭写真右人物)は取締役には止まるものの代表取締役を辞任。他の現取締役は全員辞任し、新たに外部から6人もの取締役候補選任の議案となっている(右下写真。監査等委員の取締役は3名から5名に増やし、内3名が新任。広瀬里美氏は辞任)。
経営体制の刷新が必要と判断し、新たな代表取締役の下、再出発を図ることにしたという。
この臨時株主総会に向け、現経営陣側と、臨時株主総会を招集請求した株主「Akatsuki Capital Works」(大阪市北区)との間でプロキシーファイト(委任状争奪戦)が展開されていた。
そんななか、この会社側議案を見ると、一瞬、現経営陣側が白旗を上げたのかと思われる読者もいるかも知れないが、むろん、そんなことはない。
本紙が、現経営陣の裏側に、百津士文氏(冒頭写真左人物)という「反市場勢力」の者がいると報じたところ、unbankedに記事削除の仮処分申立をされ、現在も審尋中であることは本紙既報の通り。
そんななか、今回の経営体制の刷新ーー本紙は、これは百津氏との縁を切ったと対外的に見せるための目くらましではないかと思っている。
というのは、以下に述べるように、新しい取締役のなかにも百津氏の息のかかった者がいる。それに加え、今回の刷新ーー本紙では、前回、プロキシーファイトで勝利を得るため、unbankedの役員会で、臨時株主総会の基準日(4月10日)後でも議決権を付与する決議による手口で、現在、unbankedの発行した新株予約権(すべて行使されれば約33億6000万円。希薄化率54・39%)の一部でも5月28日までに行使してくれるスポンサーを捜していることを報じたが、その大口スポンサーとの関係から来ているようなのだ。



