とんでもない情報が飛び込んで来た。
大手マスコミ既報のように、わが国政府は4月23日、工作機械大手「牧野フライス製作所」(6135。東証プライム。東京都目黒区)の株式公開買い付け(TOB)を計画していたアジア系投資ファンド「MBKパートナーズ」に対し、TOB中止を勧告。これに対し、4月30日、MBKは中止勧告を受け入れる方針を固めたという。
牧野の工作機械はわが国の防衛装備品の製造業者に広く利用されており、安全保障上の懸念から。
わが国政府は外為法に基づいて中止勧告したが、同法は海外の企業や投資家がわが国安全保障に関わる企業の株式を一定以上持つ場合、政府に事前審査を受けるように定めている。
本紙は、このMBK側に、マカオの元カジノ界大物で、国際指名手配(?)のなかわが国に逃亡している紀暁波氏(冒頭左写真)が、少なくない資金を出していたとの情報を得た。
加えて、この紀氏はわが国の上場企業の株を買い漁っている。
さらに、わが国に永住すべく、わが国の元大臣ルートで画策しているとの情報も得たので報じる。
紀暁波氏ーーわが国の新聞検索をしてもまったくヒットしないが、今、中国とアメリカ政府が行方を追っているともいう大物だ。
中国マカオはご存じのようにカジノが大きな産業だが、紀氏は「インペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス」(香港上場)を率いる大物ジャンケットだった。
マカオのカジノといえば、本紙既報のサンシティの周焯華が思い出されるが、紀氏は周を筆頭に近年、マカオカジノ界から失墜した3大大物の一人とされる。
ともかく、紀氏の場合は、米国の自治領サイパンで2016年から31億ドルを投じてカジノホテルを作ろうとした(横写真=工事が止まった現地ホテルの一つ)のが失墜の契機のようだ。
サイパンで作業員が不審な死を遂げたり、給料未払の問題などが出るなか米FBI、中国政府も捜査に乗り出し、マネーロンダリング、違法営業、ギャンブル借金回収のための暴力や脅迫、人身密輸疑惑などが浮上。2023年11月、北京市第一中級人民法院で紀は「悪勢力の首脳」と認定されたとの報道がある。そして、その前に紀は日本へ逃亡。一方、米FBIからもマネロンなどの容疑で、現在国際指名手配されているとの報道もある(紀氏側は否定)。今年1月には、母親が移民関連法規違反で米国移民・関税執行局(ICE)に逮捕されたの報道も。
ただし、紀氏はかなりのカネを持ち出したり、送金を受けているのか、日本に逃亡後、それらのカネで株式投資に精を出していたようで、その一つとして、牧野側にも出資していたという。
「その他にも、『日本製麻』(3306。東証スタンダード。神戸市中央区)の株を買い占めてもいました。失敗に終わりましたが。日本で人脈を作り、株に詳しい日本人から指南を受けている。対象は仕手銘柄から、MBKを介して牧野など自衛隊の装備にも関わり安全保障上の懸念があるものまで幅広い」(事情通)



