本紙では昨年9月、「エルアイイーエイチ」(旧「東理ホールディングス」。5856。東証スタンダード。東京都中央区)の代表取締役だった福村康廣氏(68)が代表取締役を解職させられ、それは、①同社は24年3月期大幅赤字となっているのに、福村氏は自身の役員報酬を月額1億円にアップさせ、取締役会の承認を得ずに12億円を出金。②また、頻繁に出張し、その額は1件当たり300万円を超え、24年3月期だけで34回、合計1億5900万円になっていること、そしてこれらの公私混同疑惑につき、株主から福村前社長に対する訴え提起請求書が出されていることなどを報じていた。
その後、昨年末の臨時株主総会で福村氏は取締役も解任されるのだが、それに先立ち昨年10月には①につき、自主返還分を差し引くなどした結果、計約2億5000万円、11月には②につき約1億8000万円の損害賠償請求訴訟を会社は福村前社長に対し提起している。
会社、それも上場企業にあって、いくら長年社長の座にあった(09年11月に逮捕されるも11年暮れに無罪になり、12年6月社長復帰)とはいえ、公私混同の結果、完全に晩節を汚したと言っていいだろう。
なお、『FACTA』もこの福村氏のことを今年2月号で報じている(2P記事。冒頭写真)。
そんななか、本紙は福村氏の公私混同ぶりを物語る1枚の写真を入手したので、以下に転載し解説しておく。
一言でいえば、女性絡みのものだ。