アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>ご注意『この男、詐欺師につき』(15)「本紙・山岡も騙した、非弁行為の常習者」

 本紙は詐欺師と思われる者につき、新たな被害を防止すべく、この連載で私的指名手配をしている
今回紹介するのは、本紙・山岡を騙したこともある南谷康宗氏(冒頭写真)。1972年9月19日生まれの52歳。
本紙・山岡を騙したのは、「アジャイルメディア・ネットワーク」(6573。東証グロース。東京都港区)の株を買おうとして失敗したことから。
南谷氏は、「鵜飼梨恵」なる女性と2人で、アジャイルの株を約38億円も買う契約を筆頭株主としていた。ところが、資金元の元暴力団幹部が詐欺容疑で逮捕され資金手当てができなくなった。そして、売買契約書では契約不履行の場合、購入予定額と同じ約38億円を違約金として支払うとの取り決めがあった。
そこで南田谷・鵜飼の2人は、この売主の筆頭株主はアジャイル株の相場操縦をしているとして、その打ち合わせ現場の音声記録があると虚偽のことを告げて本紙に記事を書かせた。実際、渡された音声記録のなかに筆頭株主の音声は入ってなかった
しかし、そうして記事を書かせ、筆頭株主はそういう不正行為をしていることを理由に売買契約を解除。それが事実なら、そんな者と契約できないという正当な理由が出来、違約金を払う必要はなくなるからと思われる。
こうした一連の出来事は本紙既報の通りだが、それがあったのは2024年2月のことだ。
ところで、南谷氏、自身のHP紹介によれば、慶應大学法学部卒業後、10年ほど金融機関に勤務。その後、独立したとなっている。
本紙が前述の虚偽の話を南谷・鵜飼両氏に聞かされたのは銀座7丁目のビル4階の「フレイ法律事務所」という弁護士事務所。
そこの代表弁護士は慶應大学の後輩のようだが、そうはいっても、その法律事務所と、南谷氏が代表の「HURRAY」が同居しているのは奇怪なことだ。しかも、南谷氏はそうして弁護士事務所を信用付けに使い、以前から同法律事務所を紹介してカネを取ったり、詐欺紛いの行為をしていた模様だ。
しかも、前述のアジャイル株購入失敗で、完全に正体がバレ、これまでの被害者、借金取立などが殺到し、つまり昨年2月以降、南谷氏は資金繰りの関係からなりふり構わず詐欺行為に走ったようで、本紙には複数の被害者からの告発が来ている。
今回は、その1つを紹介する。

 会社員のA氏は、横左写真の「預り証」(横右写真はA氏のLINEより)のように昨年10月、南谷氏が代表のHURRAYに450万円を振り込んだ(この口座は事件性があるとして凍結に)。
そこには「事件解決示談金」などと書かれているが、相手女性とのトラブル解決の件だった。
A氏と南谷氏が出会ったのは、A氏が仕事で接待用に利用する銀座のクラブのママに紹介されたもの。南谷氏もそのクラブを頻繁に使用し、コンサル業務のなかで弁護士事務所紹介を謳っていたからのようだ(有料は違法)。
この預り証記載のように、フレイ法律事務所と南谷氏が代表の HURRAYが併記され、しかも弁護士でもない南谷氏がフレイ法律事務所の担当者のように記されている。そして、450万円はフレイ法律事務所ではなく、HURRAYの口座に振り込ませている。
これだけ見ても、非弁行為であることは明らかだろう。
しかも、今回の不正行為はそれだけではない。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧