本紙アクセスジャーナルYouTube版では今年8月1日、フジTVと反社会勢力との癒着疑惑について、「RIZIN」側に対する500万円の恐喝未遂事件で逮捕された峯岸一氏(ただし起訴猶予処分)をインタビューした内容を配信している(*ココをクリックすれば観れます。無料)。
フジTVは長年、格闘技団体「RIZIN」の試合を放映していたが、2022年5月末、同年6月19日に予定されていた那須川天心VS武尊の試合放送中止を決定。その後、RIZINの放送をしていない。
こうなったのは、『週刊ポスト』が同年5月9日、RIZINの榊原信之代表らの音声記録を元に、反社疑惑を報じたからだ。だが、ポストが報じたのはその闇の部分のほんの一部に過ぎなかった。
その前、フジTVは2019年7月から10月までRIZINの放送はゴールデンタイム枠でやっていたのに、その間は深夜枠に移していた。だが、約3カ月でゴールデン枠に戻している。
これは、フジTVにRIZINに関する反社疑惑情報が持ち込まれ、第三者委員会(コンプライアンス委員会)が設立されるも、反社疑惑情報を持ち込んだ当事者が情報は誤りだったとフジTV側に「謝罪文」を書いた結果。
だが、これはゴールデン枠に復帰したいフジTV側と、RIZIN側に2億円貸したとする「ユニプロ」との出来レースとの疑惑があるだけでなく、その謝礼として、RIZIN側はユニプロに新たに1億7000万円の債務があると認め、内4000万円(前回記事では3000万円の記載)を実際にRIZIN側はユニプロに利益供与したという。
ここまでは前回、峯岸氏が述べてくれたが、その後、峯岸氏は、RIZIN側に国税の調査が入っていることを知り、これら裏のカネの流れを国税側に情報提供。さらに、前回延期になった外国人記者クラブでの記者会見を再度、働きかけ、早ければ年内にも実現する見込みだと言う。また、先の衆議院選挙で落選した武田良太元総務相・国家公安委員長の公設秘書の関与も暴露している。
そうなると、「ジャニーズ問題」同様、またしても海外メディアの報道で、今度はわが国大手メディアと反社との癒着疑惑が明るみになるのか?
本紙YouTube版については、毎回<お知らせ>で報じるのみだが、今回は内容が内容の上、反社勢力にとっても「不都合な真実」であり、ある意味、「命懸けの告発」故、前回解説に続き、例外的に本紙記事として改めて報じた。
(*今回紹介の本紙YouTube版は、ココをクリックすれば観れます。無料)