京都府警は11月8日、動画投稿サイト「FC2」の同名運営法人(米ネバダ州ラスベガス)創業者・高橋理洋容疑者(51)を、わいせつ電磁的記録媒体陳列容疑で逮捕した。米国にサーバーを置いて、無修正アダルトビデオを日本人向けに配信していたためだ。
実弟が代表の「ホームページシステム」(大阪市中央区)がFC2の役割を実質やっていることを京都府警は掴み、2015年8月に実弟らを同容疑で逮捕。しかし、兄の高橋容疑者は米国から帰国しないため、国際指名手配していた。
高橋容疑者は日本と米国の二重国籍を持ち、国際指名手配中にも拘わらず、その脱法行為で得た資金は豊富で、ドバイに行きガーシー(東谷義和。暴力行為等処罰法違反で懲役3年、執行猶予5年)に会ったり、2022年7月の参議院選挙に旧NHK党から出て「モザイクをぶっ壊す!」と主張するなど好き勝手をしていた。
どういう理由かは不明だが、高橋容疑者が11月7日に韓国から関西国際空港に帰国することを掴み、同空港で身柄が拘束された模様。
本紙は、この高橋容疑者の件を何度も報じている。森喜朗元首相の娘婿が、高橋容疑者の関連会社役員に就いていたこともあった。
また、23年5月に報じた記事は、今回逮捕の経緯がよくわかる。