アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「エスポア」で注目の「植木」氏――「ミュゼプラチナム」にも関与!?

 本紙で7月11日に報じたように、不動産会社「エスポア」(3260。名証ネクスト。東京都渋谷区)の経営争奪戦(プロキシーファイト)を、植木秀憲氏(冒頭左写真)は「JPIW」(東京都台東区)の代表としてやっていた。
ところが、一緒に組んでいた山田亨氏(通称トンピン氏)のX(旧ツイッター)に9月11日、植木氏はプロキシーファイト直前まで、エスポア代表取締役の矢作和幸氏が代表の「アークホールディングス」からプロキシーファイトを防止する名目で毎月経済的支援を受けながら、自らプロシキーファイトを仕掛ける類を見ない悪質な所業を行っていることなどから、9月12日までにJPIWの代表を辞任しないと、エスポアを含む株式関係のアドバイザリー契約をすべて解除すると山田氏は通告。
 その際、エスポアに対し送ったと思われる文書の一部を添付しており(右横写真)、そのなかの「3.JPIW 代表者植木氏への懸念点」のところで、「過去の上場企業の取得にかかる金銭借款が発生しておりながら、期日経過後においても返済等が行われず、貴社臨時株主総会招集請求の提起された2024年6月18日に急遽、返済されたとの一部報道がございます」との記載があるが、これは本紙で8月29日に植木氏に関して報じた「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト)に関する記事のことを指す。
結果、植木氏は9月12日にJPIWの代表を下り、山田氏側が推薦する木川裕史氏が代わって代表になったとJPIWのHPでも紹介されている。
これにより、植木氏がエスポアを巡るプロシキーファイトとは関係なくなったことになる(植木氏のJPIWにおける財産権は残るが、エスポアの議決権に関する意思決定は剥奪し、エスポアに関するすべての関与を禁止するとも)。
 だが、本紙が9月18日(木)午後7時過ぎ、PCでJPIWの法人登記を確認したところ、植木氏は現在も代表社員だった(左横写真)。
事が事だけに、普通なら遅くとも休み明けの17日(火)には登記変更手続きを。だとすれば、法人登記は閲覧できないはずだが、これはどうしたことか? 単なる手続きの遅れならいいのだが。
また、この確認により気づいたことがある。
このJPIWの前の社名は「ジュピタープロジェクト」。
これは、植木氏の悪名を高くした仮想通貨(暗号資産)「ジュピターコイン」を発行する株式会社「ジュピタープロジェクト」と同名。設立は2018年10月。仮想通貨ジュピターコインをやっていた時期だ。その会社をそのまま使うなど、セコイというより、ジュピターコインの発行に取締役社長として深く関わり、その後、購入者に民事訴訟を提起されたが植木氏は何ら悪いと思っていないし、反省の気持ちもないということだろう。
一方、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」と関与とはこういうことだ。
本紙では8月23日、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」の代表が7月31日に交代したことを報じている。

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