アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「中外鉱業」の定時株主総会で、株主への暴行・傷害事件が発生していた!?

 今年6月27日、「中外鉱業」(1491。東証スタンダード。東京都千代田区)は東京都港区新橋1丁目の航空会館701号室で第132回定時株主総会を開催した。
同総会は午前10時から始まったが、株主の桂秀光氏(右下写真)が株主提案の説明を始めたところ、議長を務める西元丈夫社長(冒頭写真)がその説明を途中で遮り、採決を強行したという。これに対し、桂株主が文句を述べたところ、西元議長は10時15分ごろ桂株主に退場を命じ、臨場していた警視庁愛宕警察署の警官S氏、それに警備会社社員K氏ら数名は桂株主に暴行を加え、結果、桂株主は座っていたイスから転倒。それにもかかわらず、警官S氏らは桂株主の腕などを掴んで総会会場から廊下に連れ出し、さらに「不退去罪だ!」などと叫び、建物から出て行くことまで命じた。
 しかし、68歳の桂株主は暴行による腰の打撲のため立ち上がることもできず、結局、中外鉱業側の者が10時50分ごろ119番通報し、桂株主は11時30分ごろ、東京消防庁三田救急隊の救急車で三田病院に搬送される。診断の結果、「腰部打撲傷で全治14日」だったという。
このため、桂株主は退場を指示した西元社長(議長)、暴行・傷害を加えた前出2名につき、西元社長と警備員S氏は暴行・傷害罪、そして警官S氏については暴行・傷害に加え特別公務員暴行陵虐罪で6月中に告訴。
捜査されているという。

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