アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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『東洋経済』に“生命保険業界のビッグモーター”と書かれた「FPパートナー」

6月11日、東洋経済オンラインで「“生命保険業界のビッグモーター” 同業者からそう呼ばれている保険代理店FPパートナーの実態に迫る」とのタイトル記事(右下写真)が報じられている
保険金不正請求問題を契機に、伊藤忠商事などに買収された中古車販売大手「ビッグモーター」(現「WECARS」ウィーカーズ)の生保版と、なぜFPパートナーは揶揄されたのか?
それは、事故車をビッグモーターに紹介すると、ビッグモーターはその見返りとして、事故車を持ち込んだ大手損保に、自社顧客の損保契約を割り振っていたことと同じようなことを、FPパートナーはしているからだという。
FPパートナー」(7388。東証プライム。東京都文京区)は、生保主体の訪問販売型の乗り合い保険代理店大手だ。
“乗り合い”というのは、たくさんの生保の商品を扱っているからだ。東京海上日動あんしん生命、ひまわり生命、アフラック、チューリッヒ、メディケア、オリックスなど。
本来は、こうしたたくさんのなかから、顧客の目的や要望に一番合った商品を勧めるべきだ。ところが、「東洋経済」によると、具体例は同記事を見ていただくとして、相場に見合ったものか疑問に思われる額を、FPパートナーが展開する「マネードクター」(冒頭写真はこのTVCM)のウェブサイトへの広告料として出しているので、その高い広告料を出しているところへ優先的に顧客を紹介しているなどの便宜・利益供与疑惑があるとの金融庁幹部のコメントを紹介したりしている。
確かに、これが事実ならとんでもないが、ずいぶん思い切った内容の記事で注目される。
本紙がこの記事に注目した理由は他にもある。
本紙では以前、営業の傍ら投資詐欺をやって、現在、懲役6年の実刑で服役中のファイナンシャル・プランナー(FP)だった柏木達哉なる者を追及したことがあるが、彼が在籍していたなかにもこのFPパートナーがあったからだ。

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