本紙ではこの6月5日、「『Shinwa Wise』が、“第2のオウケイか!?”とも噂される事情」というタイトル記事を報じている。
①美術品公開オークションの企画・運営最大手「SHINWA WISE HOLDINGS」(2437。東証スタンダード。東京都中央区)の倉田陽一郎社長が今年3月、筆頭株主なったが、その追加取得した10・7%の資金は借入だが、異例の条件で、貸主は最初から担保流れによる取得目的ではないか、②Shinwa WiseはAI-BOXによる新規事業開始を昨年末にIRし、株価が上がったが、その後、一切追加IRが出ないのはなぜか。この2つに加え、「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト)の社長だったこともある松田元氏人脈がShinwa Wiseには多数関わっていることから、Shinwa Wiseは大丈夫かと問題提起した内容だ。(冒頭写真=左が倉田社長、右が松田元氏。Shinwa Wiseの仮想空間の新規事業「江戸バース」に関する対談のYouTubeより)
その記事を報じるに当たり、本紙は事前にShinwa Wiseの倉田社長に、前出の2点につき質問状を出したところ、返事はあったものの、実質、無回答といっていい内容だった。
その回答は5月24日にあり、本紙は6月5日に記事を配信したのだが、実はこの間の5月31日、②AI-BOXによる新規事業の進捗状態に関するIRをShinwa Wiseは出していた。
そこで、まずはこのIRにつき補足説明しておく。
というのは、Shinwa Wise関係者によれば、本紙の質問状が来て会社側がマズい部分を突かれ大慌て。その対応として、5月31日のIRは出された模様だという。