アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「Shinwa Wise」が、“第2のオウケイか!?”とも噂される事情

 美術品公開オークションの企画・運営最大手「SHINWA WISE HOLDINGS」(2437。東証スタンダード。東京都中央区)の業績は決して悪くない。
2023年5月期の売上高は約36億5000万円、純利益は約5億8000万円。このところ3期黒字経営で、来期はさらに売上、利益共に伸ばす予想だ。
そんなShinwa Wiseを、投資詐欺に引っかかり巨額損失を出し経営が一気に傾いている「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト。東京都渋谷区)と比べるなど失礼というかも知れない。
だが、そんな懸念の声が一部投資家から出ているのは、筆頭株主で、Shinwa Wise会長に就いていた、世界的な絵画コレクター、伊勢彦信氏が会長を退き、今年3月、保有していたShinwa Wiseの保有株式をすべて手放したことが契機になっているという。
周知のように、伊勢氏が創業した鶏卵大手「イセ食品」が22年3月に会社更生法を申請。それに関連してのことだ。
具体的にどういうことかというと、この結果、前の持分(4・04%)と併せ、Shinwa Wiseの倉田陽一郎社長(冒頭写真)が14・78%の持分となり、Shinwa Wiseの筆頭株主となったのだが、その伊勢氏が譲渡した10・7%すべてが借金で購入した点が気になるという。どういうことか?

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