アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(18)「GW明け後の仕手株展望」

GW中の4月30日、5月1日は時価総額の少ないハコモノ仕手株が活況だった。貸株による売り崩しもないと踏んで仕掛けたのだろうか? しかし、休み明けからはそうはいかないだろう。
さて、新たな動きでは5月1日ストップ高したIOT、暗号資産関連注力「ネクスグループ」(6634。東証スタンダード。東京都港区)は2日急落(冒頭写真)。怪しい筋が介入して来たようだが、資金力には疑問がある。
それから、金属熱処理専業、機械部品のガス浸炭熱処理に強み「オーネックス」(5987。東証スタンダード。東京都町田市)は4月24日、山上豊氏が市場内で2・41%取得し13・77%と筆頭株主に。ひじょうに商いの薄い銘柄であり、また情報も少ないが、山上氏はそもそも仕手筋の金主としてその筋では有名。しかも、その大半は信用取引だし、「ライキャピタル有限責任事業組合」が運用の一環で保有しているが、組合員である山上氏が個人で報告しているもので、かつ、その買収資金の半分近くはあの「ワンアジア証券」が出しているとなれば、同氏が別のある注目仕手株にも関与しているのではとの噂が流れているのも納得で、その同行が注目される。
この山上氏、オーネックスに関しては昨年12月に3・92%買い付け、今年2月に買い増しして「大量保有報告書」が出て判明。昨年6月、社長で筆頭株主(約10%)だった大屋和雄氏が肺がんで死去(70)しており、その件とも関係していると見ていいだろう。

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