アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(16)「先週の仕手株情報」

3月以降、日経平均は大幅安だが、グロース市場はそれ以上に大きく下落している。IPO投資家も多くは損失を被ったことだろう。
中身のよくない企業でもIPOさせるために、上場して数日が上場来最高値となり、後は下げ続ける銘柄は多い。これは3年前から金融当局が新規上場を増やすように東証などに圧力をかけたためで、IPO企業の質は低下している。
さて、先週は「海帆」(3133。東証グロース)が持ち直し始めたが、4月19日(金)は市場全体が暴落のため流石に下落。先週も述べたが、入って来た情報を見る限りでは正直この先を読めない。手の込んだ売買をするので予想は難しい。
さて、筆者は名古屋市場を見てなかったのだが、「エスポア」(3260。名証ナスダック。冒頭写真は同株価チャート)が怪しい動きをしている。今年初めごろから約9倍に上昇。その後、半値以下に下落後、リバウンド中も先週は下落。荒い動きをしているが、名古屋銘柄のためわずかな売買で値が飛んでしまう。一説では大物介入説も流れているが、出来高が少ないため疑問もある。
同社は映像レンタル大手「ゲオホールディングス」(2681。東証プライム)の不動産部としてスタート。社名はゲオ企画→ゲオエステート→エスポア。「ストーク」に2022年2月、第三者割当増資(1095円)を行った。ストークは当初46・29%保有していたが、現在は29・4%に低下。今は間接所有分含め「アークホールディングス」が31・18%で、エスポアの5名の取締役中3名を出している。

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