先週は「SDSホールディングス」(1711。東証スタンダード。21年7月末まで「省電舎ホールディングス」)が木(14日)、金曜日(15日)と上昇(冒頭写真)。これまで仕掛けると何度も言われ続けて来たが、直近は下落。しかし、2月高値まで4か月間上昇し続けたのは事実。15日の動きからも、再度仕掛ける気配を感じる。
ところで「山大」(7426。東証スタンダード。宮城県石巻市)が急落した。どうも、このところ従来の仕手筋が仕掛けた銘柄に多額の資金を投じて仕掛ける若手投資家が台頭しているようだ。彼らと取り巻きは現物で異常なまでに買い上がり、盛り上がったところで売り逃げる。その結果、もぬけの殻となり、株価は急落。
筆者も「地域新聞社」(2164。東証グロース。千葉県八千代市)の急騰要因がつかめていなかったが、山大を急騰させた同じ若手仕手グループの仕業と判明した。地域新聞社も元はと言えば往年の仕手筋が買い集め、中国筋などと保有していた銘柄だ。確かにまったく違う銘柄を買い集めるより、これまでの仕手株を買い上がった方が思惑を呼び、効果絶大だろう。ある意味、上手いと感心せざるを得ない。仕手筋も世代交代ということだろうか?