アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(867)「1000円行くが、3日連続大暴落でその半値以下の『SDSHD』」

 本題に入る前に3月4日、「SMBC日興証券」の幹部社員4人が相場操縦容疑で東京地検特捜部に逮捕された件につき一言。
これが個人なら当局が負けるケースが大半だが、許認可制のため日興側は争わないだろう。
ハコモノ企業は未だに怪しいIR連発やSNSでの煽りによる相場操縦、インサイダーなどやりたい放題ながら当局は放置。それより、SMBC日興証券という大物を摘発する方が組織のアピールになるということだろう。
なお、筆者は前々回記事で「仕組み債」について少し取り上げたが、問題のSMBC日興証券もその販売に熱心。行使価格2万円でノックインの仕組み債がそれで、3月9日から発売開始。3月17日の日経平均の80%が利率判定基準、ノックインは65%。17日の日経平均は分からないが、仮に2万6000円とすると、ノックインは16900円となる。利息に影響するのは2万800円。しかも金利は1~6%とわずか。ハイリスク・ローリターンだ。
さて、本題に入ろう。
 横に掲げたのは2月28日午前11時過ぎのある有名煽り屋のツイートの「アジアゲートホールディングス」(1783。JQ)に関するスクショだ。
結果は翌日から大幅安。仕手関係者の玉を売りさばくには出来高が必要ため、仕手筋側からすれば助かる案件だ。はめ込みには違いないが、さすがに何度も引っかかる投資家には同情できない。まずは自身の投資スタイルを反省すべきだろう。
そして、この同じ有名煽り屋、3月2日には、「SDSホールディングス」(1711。東証2部。21年7月末まで「省電舎ホールディングス」。継続疑義注記)が1000円になるとツイート(*すでにそのツイートは削除されている)。

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