アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(866)「東京機械」株、新聞社計32%買取り後の動向

「アジア開発キャピタル」(9318。東証2部)側の「東京機械製作所」(=冒頭写真は同株チャート。6335。東証1部)株買い占め騒動は、「読売」、「朝日」など新聞6社がアジア開発保有株の32%を800円で買い取ることで決着したのはご存じの通り
これにより、アジア開発は16億2500万円の特別損失を計上する見込みだ。もっとも、アジア開発はまだ東京機械株の約8%を保有している。ここがキーポイントと考えるが、それは後で記したい。
 そして、この東京機械株同様、「明治機械」(横写真=同株チャート。6334。東証2部)を買い占めていたと見られる中国筋は、「Abalance」(3856。東証2部)が2月21日、明治機械に対し株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した(1株201円)ことにより株価は急騰し、こちらのケースは中国筋は成功したと思われる。
明治機械でいくら利益を得たかは不明ながら、同株も含めた全体としては中国筋の投資は上手く行っていることもあり、アジア開発で巨額損失を表面化できたのではないだろうか?
さて、先の東京機械、高値は昨年9月10日の3720円。そのころ現物とは別に信用でも買っていたとしたら通常は3月10日あたりが6カ月期日となる。現在の株価は当時の4分の1以下。

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