本紙既報のように、「週刊報道サイト」なるHPを運営する自称ジャーナリスト・佐藤昇被告(冒頭写真。52)の第7回公判が、3月4日(月)午後3時から東京地裁であった。
この日は、併合になった千葉県警が逮捕した恐喝未遂事件(警視庁が逮捕した同容疑との2件)の被害者(告訴人)当人の証人尋問があった。
なお、相変わらず佐藤被告は保釈になっておらず、両脇に刑務官がつき手錠姿で登場。ただし、散髪をしたようで、前回と違ってさっぱりした姿だったという。
関係者によれば、佐藤被告と被害者は面識があるが、仲たがいしての嫌がらせか、週刊報道サイトのHPにその被害者の顔写真を載せ、この者は元指定暴力団組員と虚偽のことを掲載。
この日の証人尋問によれば、そうしたなか、2019年7月下旬、東京・新橋駅前ビルの前でたまたま両者が出会ったことから、被害者は事実でないから削除するように言ったところ、あろうことか、佐藤被告は「300万円払えば消す」旨言い放ったというのだから呆れる他ない。
この日、検察官による主尋問が約1時間、反対尋問が約30分行われたという。
ただし、傍聴した者によれば、佐藤被告の代理人、門西弁護士の反対尋問は要領を得ず、佐藤被告がかつて恐喝と恐喝未遂の類似容疑で有罪判決を受けた事実をわざわざ披露。結果、その際の恐喝で得た500万円の内の他の者に渡すと言っていた90万円まで自分の懐に入れていたり、執行猶予の示談要件=「週刊報道サイト」を辞めるだけでなく、マスコミ業界から足を洗う約束がまったく実行されていない(どころか、また恐喝未遂)と被害者に暴露され、マイナス面の方が大きかったのではないかと見る。