昨年12月26日午前10時から、「イメージ ワン」(東証スタンダード。2667。川倉歩社長=冒頭右写真)は、東京都品川区のゲートシティ大崎会議室において定時株主総会を開催した。
本紙でも既報のように、昨年9月29日、取締役会が開催された。その席で、島岡潤社長(当時。下写真人物)と山川太郎取締役(同)に不正行為があったとして島岡氏は代表取締役を解職(取締役としては残る)、山川氏は取締役を停止され、その真偽をハッキリさせべく第三者委員会が設置され、未だ調査は終了していない。
そのため、12月の定時株主総会に島岡氏も一取締役として出席していた。
関係者によれば、その席で、一般株主から、疑惑を持たれている当人である島岡氏に、第三者委員会まで作り調査されていることに対しどう思うか聞きたい旨の発言があった。
だが、本紙既報のように、こうした疑惑が浮上した背景には、複数の借名口座を使い、実質、イメージ ワンのオーナーといってもいい「日壁善博」なる者と島岡氏が折り合いが悪くなり、デッチ上げの疑惑で追放しようとしているとの見方もある(「日本製麻」3306。東証スタンダードの宮尾宏和前社長も同様)。
それ故、島岡氏もそうした旨の発言をすることを懸念したイメージ ワンの経営陣らは株主の前で、6~7名もで島岡氏を羽交い絞めにしてマイクを取り上げ発言を阻止しようとして乱闘騒ぎになったという。そのなかには、経営陣側の要請で2人の刑事もいたそうだ。
横写真は、その際に傷ついた島岡氏の手だ。
なお、別の関係者によれば、山川氏も“追放”となったのは、
「序列からいって、島岡氏がいなくなれば、ナンバー2の山川氏が社長になることになる。山川氏は日壁派ではないので、一緒に追放をとなったんです。そして、日壁氏のもろに部下で、2018年12月から取締役をしていた川倉歩氏をイメージ ワンの社長にしたのです」
こうして島岡氏の発言は封じ込められた。
しかしながら、島岡氏はこの定時株主総会で自分の思いを正確に発言すべく、予め下書きメモ(A4判3枚)のようなものを作成していた。
本紙は取材を進めるなかでそのメモを入手した。以下、転載する(コンパクトなAと、詳細なBと2通りある)。