アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「プロミス」創業者妻のゴルフ場乗っ取り疑惑を、和解で納めた「エスフーズ」社長

『週刊新潮』の経済事件掲載で知られる「マネー欄」(2頁)に、「『プロミス』創業者妻の相続財産138億円を狙った『こてっちゃん』社長の脂っこさ」というどぎついタイトルが載ったのは10月12日のことだった。
やり玉に挙げられたのは牛肉、内臓肉輸入の先駆、加工品は「こてっちゃん」が主力の「エスフーズ」(2292。東証プライム。兵庫県西宮市)の村上真之助社長(66。右下写真)だった。
村上氏は「バンリューゴルフ」(兵庫県姫路市)という長男が100%株式を持つ、ゴルフ場運営会社の持株会社代表も務めるが、消費者金融大手「プロミス」の創業者だった神内良一氏(2017年6月、90歳で死去)の妻・良子氏(83)の遺産138億円を狙い、すでに主要な2社、北海道で牧場などを営む「神内ファーム21」、それに「マダムJゴルフ倶楽部」を所有・運営する「OHBS」(兵庫県加東市)なる会社の経営権も握っていた。
神内ファーム21は50億円近い価値があるが半値、OHBSに至っては22億円ほどの価値があるがわずか3500万円ほどの買い物で、その手口の解説と共に、脱税疑惑があるとする内容だ。
実は本紙では昨22年7月、神内良子氏は、村上氏が代表のバンリュ―がOHBS株式51%を握るとの主張に対し、自分がすべての株式を握ることを確認する訴訟を起こしていたことを報じている(提訴は22年4月)。
こうしたなか、『週刊新潮』記事が発売されてから1カ月も経たない11月4日、両者は和解していたことがわかった。
これは、単なる偶然ではないだろう。
その和解内容だが、

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