9月6日、東京地裁で判決があり、広島県福山市の社会福祉法人「サンフェニックス」(民再開始決定。兵庫県の社保「すみれ福祉会」で運営継続)の元理事長で、公認会計士の佐藤裕紀被告(58)に対し、懲役5年6月(求刑は懲役8年)の実刑判決が言い渡された。
特別養護老人ホームを経営するサンフェニックスの資金約5億6000万円を着服した業務上横領罪。
本紙では、逮捕される(事件化する)約1年3カ月前にこの疑惑を報じていた。
また、佐藤被告が、「東京機械製作所」買収騒動で話題を呼んだ中国系企業の裏のオーナーとしても名が出ていた許振東氏と、サンフェニックスの売却話をしていたこともスッパ抜いていた。
なお、一緒に逮捕された理事長で元医師は、業務上占有者の身分はなく、単純横領罪だとして、懲役3年、執行猶予5年(同4年)の判決だった。