アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「三栄建築」TOBで思い起こされる、「オープンハウス」設立時のメンバー

「オープンハウスグループ」(3288。東証プライム。東京都千代田区。荒井正昭社長=冒頭写真)は8月17日から、不動産販売会社「三栄建築設計」(3228。東証プライム。東京都新宿区)の子会社化を目指し、TOB(株式公開買い付け)を実施中なのはご存じの通り。
9月28日までで、買い付け価格は1株2025円で計約430億円。
契機は今年6月、三栄建築設計の創業者で社長だった小池信三氏が、住吉会系組長に190万円の小切手を渡して利益供与していた件で東京都公安委員会から東京都暴力団排除条例に基づく勧告を受けたことだった。
そのため、金融機関の三栄建築設計への融資姿勢が慎重になるなか、6割以上の株を持つ小池一族側はTOBに応じることにしているとも。三栄建築設計は22年8月期も売上高約1390億円、営業利益約129億円と業績は申し分なく、オープンハウスとしては「プレサンスコーポレーション」(3254。東証スタンダード。大阪市中央区)に続く大型同業有力会社の子会社化を目指す。すでにオープンハウス、23年9月期決算は売上高1兆円超えが確実視されており、絶好調といっていい。
しかし、小池氏側は未だ実はTOBに納得しておらず、一波乱あるのではないかという一部報道もないではない。
オープンハウス以外にも、複数の会社が買収を狙っていたという。
そうしたなか、本紙が以前報じた記事が思い起こされる。

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