アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「楽天モバイル」巨額詐欺事件・浜中被告の高級車を買い取ってあげていた能勢公認会計士の顧客

 今年3月3日、警視庁は詐欺容疑で、「楽天グループ」(4755。東証プライム東京都世田谷区)の主要子会社で携帯電話事業を行う「楽天モバイル」の事業に関連した詐欺容疑で3人を逮捕した。
5月11日にはこの3人、3回目の逮捕をされ、その詐欺被害額は立件総額だけでも約98億円に。実際には300億円以上とも見られる巨額詐欺事件。
この3被告は楽天モバイルの元物流管理部長・佐藤友紀(47)、同社の業務委託先だった物流会社「日本ロジステック」(民再申請)元常務・三橋一成被告(53)、再委託先の運送会社「トレイル」(自己破産申請)代表の浜中治(冒頭写真。49)。
日本ロジステック、トレイルは基地局整備に伴う資材の保管・運送を行っていたが、3人はその際に保管料や輸送費を水増し。その分を佐藤被告の妻の会社などを経由して還流させる手口で騙し取っていた。そしてブランド品、高級車、不動産購入などに充てていたと見られる。
楽天モバイルは、三木谷浩史会長兼社長の決断で2020年4月に携帯電話市場に本格参入。この間、1兆円以上を投じて基地局整備を急ピッチで進めている。それが楽天グループの経営を苦しくさせているが、今回の詐欺事件においては、その急ピッチのあせりが監査機能を鈍らせ不正を容易にしたようだ。
本紙が今回指摘したいのは、この3人のなかの浜中被告、自業自得であるとは思うが、その窮状に付け込み、能勢元・公認会計士の顧客がかなりの利益を得たとの証言を得たから。
本紙と能勢氏は現在も係争中なのはご存じの通り。
そのため本紙では最近は、旧NHK党関連で、その能勢氏が代表を務める「東京フィナンシャル・アドバイザーズ」、関連女性との疑惑を報じたばかり。
そんなところに、今度は、とんでもない犯罪をやるような者と、能勢氏の顧客が接点を持っていた事実を知ったからだ。

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