前回、「三菱電機」(6503。東証プライム。東京都千代田区)の前社長、杉山武史氏の三男・杉山玲央被告(30。別件事件で勾留中)、その裏にいたさらなるワルの竹内雄哉被告(30。同)による9億5000万円騙取トラブルの件を報じた。
その際、杉山被告の父が三菱電機前社長であること、銀行の10億円を超える預金残高(虚偽)を見せられていたこと、公正証書を作成したことが、信用付けになっていたと記したが、その他にも重大な騙しの手口があったことが判明したので追加報道する。
その前に、この2人、別件の強盗傷人容疑などで今年1月、京都府警に逮捕されていることも前回述べたが、未だ勾留中とのことだ。
「竹内の方は心臓の不整脈を理由に保釈申請していますが、それほどたいした病気ではなく複数回却下されています。皆、現在、京都拘置所に送られています。
裁判員裁判になり、1回目の公判まではまだ少なくとも数カ月要し、それまでは保釈にはならないと思います」(被害関係者)
さて、この2人が使った9億5000万円の騙しの他の手口だが、その1つは実在する弁護士の名前を勝手に使い、ハンコまで偽造して、23通もの「報告書」を被害者に出していた事実。
「返金出来ないのは、預金している銀行のせいにして引き延ばしを行った。昨年5月から7月にかけてです。2人の別件での逮捕後、被害者がその弁護士に連絡を取ったところ、まったくのデッチ上げであることが判明しました」(同)
(*YouTube版でも2回に分け報じている)