1年ほど前に仕掛けたものの、昨年9月を高値にその後低迷していたフットサル施設運営などの「ジェイホールディングス」(2721。東証スタンダード。東京都港区)が突如急騰し、わずか3日間で昨年来高値を更新。有名投資家T氏の関与が噂されるとたった3日間で、昨年関係者が苦労していた株価をあっさり超えるのだからあっぱれ。イナゴ投資家も多かったかも知れない。
昨年春ごろのジェイHDの動きは、(有)「アースマテリアル」が17・9%で筆頭株主。そして筆者には「(昨年)3月31日から仕掛ける」と連絡があった。しかし、31日が天井でその後大幅安。はめ込みだったわけだ(「四季報」23年1集でアースマテリアルは3・6%で5位)。昨年4月になって「和円商事」が関与していると連絡あり。しかし、当時、和円は「井筒屋」を買い集めており、これも売り逃げの偽情報だったのかも知れない。そして昨年4月12日に「筆頭株主が売って来ている。増資計画が中断」との情報が入って来た。その後、関係者はF氏に移ったという。そして忘れていたら、今回、大物T氏登場で急騰。このような背景があり、解体のための株価急騰という噂もある。急騰しても時価総額わずか30億円のため、彼らからしたら容易いだろう。