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<記事紹介>「日本アムウェイの“洗脳”商法」(筆者/本紙・山岡。『月刊タイムス』12月号)

サブタイトルが「統一教会にも似た準宗教法人もどきの組織と販売手法で成長」となっているように、旧統一協会(世界平和統一家庭連合)と対比するかたちで、現在、行政処分で取引停止中のマルチ商法(連鎖販売取引)大手・日本アムウェイの組織と販売方法について報じた。
同じ内容のことは、本紙でも10月26日、「『日本アムウェイ』が初めて行政処分受けた背景――旧統一教会との類似性」とのタイトルで報じている
だが、この3ページ記事ではもっと詳しく紹介した。
“洗脳”に関しては、そもそも米国から1970年代に上陸したマルチ商法(日本アムウェイは1979年)の創設者が自己啓発セミナーの設立者でもあり、両者は一体の関係にあった。これに対し、旧統一教会も1989年、「ハートクリエーションセミナー」と名づけた自己啓発セミナーをやり信者獲得に利用していた。
一方、政治家利用では、わが国でも麻生太郎氏との関係が指摘されたり、在日米国大使館員が圧力をかけた例があるが、それより、米国の親会社トップが米国においてかなりの実業家で、旧統一教会同様、特に共和党右派と思想信条から深く繋がっている事実などを上げた。
日本アムウェイは、設立されてすでに40年以上で会員は飽和状態で、とっくにマルチ商法特有の一攫千金を手に入れるといううまみはほとんどなくなっている。それなのに、なぜ未だにわが国において最大手なのか?
これは、日本アムウェイに当てはめるには無理があると思うが、米本国のアムウェイにおいては、収入に替わる精神的なものが大きい=準宗教法人とも言われている事実があることも紹介した。
(*『月刊タイムス』は1冊556円。税込み。注文は月刊タイムス社、FAX03-5269-8460へ)

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