本紙は現在、公認会計士の能勢元氏(=冒頭写真。「東京フィナンシャル・アドバイザーズ」代表でもある)と民事訴訟を争っている。
本紙が書いた記事が事実無根だとして、能勢氏が名誉棄損による損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起して来たからだ。
争点は5つあるが、本紙はその最大のものが、「White Knight Investment Limited」(ホワイト ナイト インベストメント リミテッド)なるアフリカ大陸の東側に浮ぶタックスヘイブンの島国・セーシェル共和国に所在するファンド会社のオーナーが能勢氏であるかどうかだと思っている。
能勢氏は自分はオーナーではなく、ホワイト ナイトとの唯一の関りは、ホワイト ナイト代表の南谷猛氏から、海外移住株主やそのファンドがわが国で株式投資する場合には常任代理人に委任しなければならないところ誰か紹介してくれといわれ、紹介した旨、主張している。
そこでこの連載(1)では、その紹介した常任代理人の「長谷さえ」氏は能勢氏の会社の社員であること、それにも拘わらずなぜか住所は実態のない同じビルの別フロアになっていること、また、実際にホワイト ナイトに資金を入れたA氏の協力を得て、送金手続きの際に対応したのは能勢氏のみで、長谷氏の名は聞いたこともないといった実体験の陳述書を書いてもらったので、それを公開した。
さらにこの連載(2)では、B氏の陳述書を公開した。
B氏は「廣末哲也」氏と一時期懇意にしており、廣末氏の仕事を目の前で見ていたが、それによれば、能勢氏の指示の下、廣末氏はホワイト ナイトが引き受けた上場企業の新株予約権の営業や書類作成の代行などもやっていたといった内容。
ホワイト ナイトの代表とされる南谷氏も、常任代理人の長谷氏も、その実態は名義貸しに過ぎず、真のオーナーは能勢氏であると明確に述べてくれただけでなく、関係者でなければ手に入らないホワイト ナイトと投資家との複数の契約書コピーなどの証拠も提供してくれた。
この連載(3)では、そのB氏が提供してくれた証拠のなかには、前出・廣末氏がホワイト ナイトの営業などに関わっていなければあり得ない内容のものもあったので、以下、その証拠を転載し解説する。
(*能勢氏の情報を求めます。右上写真=渋谷区内の自宅)