パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧アルゼ。6425。東証スタンダード。東京都江東区)の創業者で元社長の岡田和生容疑者(80)は10月17日午前、東京・羽田空港からフィリピンのニノイ・アキノ国際空港に到着後、フィリピン国家警察に強要容疑で逮捕された。ただし、同日保釈金を支払い保釈されている。
フィリピンのマニラには、ユニバーサル社の孫会社が運営する大型カジノホテル「オカダ・マニラ」(下右写真。993室。4000台以上のスロットマシンがある)がある。
岡田容疑者はオカダ・マニラ運営会社の親会社「Tiger Resort Asia Limited。以下TRAと略)取締役を解任されていたが、本紙でも既報のように、今年4月27日、フィリピン最高裁がTRA代表は岡田容疑者と認めたとして、岡田容疑者は5月31日、警官も含めた50人以上で押しかけ同ホテルを占拠した。
しかしながら、ユニバーサル社が9月5日にIRした「オカダ・マニラの施設及び運営奪還に関するお知らせ」によれば、前述の岡田容疑者の主張は、最高裁発出の現状回復命令を歪曲して解釈したもので、9月2日付でフィリピンカジノ運営公社は岡田容疑者側に運営権限は認めないと決定。同日、ユニバーサル社側が同ホテルの管理権を奪還したとしていた。