パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧アルゼ。6425。スタンダード。東京都江東区)といえば、本紙は以前、ワイロ疑惑を報じたものの敗訴したこともあり、ずっと注視している企業だが、同社創業者で、当時、社長だった岡田和生氏(下右写真)の指示を受けた者が、フィリピンはマニラのカジノホテル「オカダ・マニラ」(冒頭写真)を不法占拠したとの情報が飛び込んで来たので久々に報じる。
何しろ、このカジノホテルは、本紙がそのオープンのために地元関係者にワイロを渡したのではないかと報じた、まさにそのホテルなのだ。
今回の不法占拠の話は、決していい加減なものではない。
本紙でも既報のように、岡田氏は取締役会長の座にあった17年6月、ユニバーサル社の取締役会で解任され、以降、同社は名実共に富士本淳社長(下左写真)の下にあるといっていい。
そして、岡田氏と富士本社長は不倶戴天の敵の関係にあるが、そのユニバーサル社が6月1日、「昨日、当社元取締役の岡田和生氏の指示を受けた人物数名が、違法かつ暴力的に、『オカダ・マニラ』の施設内に侵入・占拠しました」とのIRを出しているからだ。