10月15日、山口県下関市の「海峡メッセ下関」で、安倍晋三元首相の「県民葬」が行われたのはご存じの通り。
村岡嗣政知事が葬儀委員長を務め、細田博之衆議院議長や松野博一官房長官など国会議員、それに県内の経済や医療といった各団体の代表などおよそ2000人が参列したという。
ところが、本紙の元には県民葬前日、地元事情通からこんな情報が寄せられていた。
「県民葬は1部、2部に分かれています。午後2時から国会議員を初めとする招待客の1部があり、これが2時から3時半まで。その後、30分の模様替えなどの時間を挟んで、午後4時から6時まで一般県民の2部があります。ですが、1部では祭壇の大きな写真の下に置かれていた安倍さんの遺骨(冒頭写真の黄色マーカー部分)は、2部の時は撤去されるそうです。これには、安倍後援会の幹部さえ、“なぜ?”と驚いていました。なぜ撤去? 遺骨を盗む人なんていないというか、意味ないでしょう。わかりません。ともかく、遺骨さえ除けて県民葬といえるのか? というより、一般人をバカにしていませんか? そういう思いから情報提供しました」
実はこの情報、不正確なところがあった。
本紙も、県民葬は一般県民も参加してのものと思っていたが、実際にはこの情報提供者がいう1部だけが県民葬。
同じ1階の会場で、午後4時から行われたのは県民葬ではなく、一般県民が県民葬と同じ会場で献花できるという別物だったのだ。
とはいえ、確かに違和感を感じないわけにはいかない。