この連載(1)、(2)で報じたように、千代芸新氏(旧名・張芸新=下右写真)なる中国人が代表を務める「JTC」(千葉県松戸市)は、「積水樹脂」(4204。東証1新部。大阪市北区)の子会社「積水樹脂プラメタル」(長野県上伊那郡辰野町)が工事現場の防音のために製造・販売する「ビルガード」という防音パネルの偽造品を安値で違法に製造・販売しているとの告発情報が寄せられたことから本紙で21年7月に報じたところ、記事は真実であるにも拘わらず、スラップ(嫌がらせ)訴訟を仕掛けて来て、現在、本紙とJTCは係争中だ。
4月15日、その裁判があったが、JTCは請求趣旨変更申し立てを行い、仮処分決定で仮に削除している21年7月の記事に加え、この連載(1)、(2)の削除請求もして来た。
この連載(2)でも述べたことだが、「積水樹脂側に伝票を抑えられ、一部についてはすでに千代社長自身、販売を認めて」いるにも拘わらず、その一方で、平然と虚偽をいい、正当な記事(報道)に対し削除請求して来るのだから尋常ではない。
この連載(2)では、JTCが偽造品を販売している証拠として、JTCの千葉県八街市の物流センターに積み上げられた偽造品の写真を有料記事部分に掲載したが、今回はその追加報告をする(冒頭写真=その証拠写真を再掲)
というのは、JTCのHPを見ると、「千葉物流センターアクセスマップ」が載っているが、この証拠写真はその場所のものではない。
実際、本紙スタッフはつい先日、その地図の場所へも行って確認して来たが、その場所に物流センターは存在しない。
どういうことか?