アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>ご注意『この男、詐欺師につき』(4)その2

 北野武監督の映画「その男、凶暴につき」ではないが、「この男、詐欺師につき」、これ以上被害者を出さないためにも公知、私的指名手配をしているこのシリーズ、21年9月、一度取り上げた男だが、反省するどころか、本紙記事につき「ブラックマスコミがデタラメを報じているだけ」と言い訳(本紙にはまったく抗議なし)、またこの男を手助けしている2人の存在も判明、あいかわらず営業を続けていることがわかったので追加報道する。
この男、「渡部賢治」氏。1961年2月21日生まれの61歳。
2014年3月までは「左尾」姓だった。「渡部」は妻の姓。もっとも、その妻にも呆れられ数年前に離婚。だが、元妻の意志にかかわりなく、どちらの姓でも名乗れるそうで、「左尾」で多額の借金を作っているし、悪名高いことから、協議離婚後も「渡部」姓を使っているそうだ。
さて、本題に入る前に、以前、このシリーズで取り上げた男につき、ついに警察が動き出したことが判明したので、ついでにお伝しておく。
それは今年2月に2度に渡り取り上げた「濵﨑洋」氏(49。横写真)。
詐欺容疑で、10日ほど前から熊本県警が関係者に対する事情聴取を始めている。
さて、本題の渡部賢治氏だが、コロナ禍も関係なく、東京・広尾の自宅マンション(下写真は入居ビル。この9階)でほぼ毎週土曜の夜、食事会を開催し、そこでカモになりそうな資産家を物色しているという。
このように頻繁に人に会っているせいか、渡部氏、21年8月、2度に渡りコロナ感染で東京大学医科学研究所付属病院に入院している。
「口コミやネットで女性をタダで食事会に招く。その食事はプロの料理人がオリジナルでその場で作る。この2本立で、これまた口コミでカネを持っていそうな男性を呼ぶ。
 居場所を伏せ、カネを奪ったらトンズラするだけが詐欺師ではない。渡部の場合、自宅を仕事場にしているから、被害者が怒鳴り込めば他の客が気づいてこんな集まりできなくなると思いきやさにあらず。渡部の場合、先客がいれば、『イチャモンを付けられている』と逆のことを平然といい、被害者を追い返す。余りに見事なので事情を知らない者は彼を信じてしまう。根っからの詐欺師なんです」(怒鳴り込んだ被害者の一人)
以下に紹介するのは、この4月2日に「夜桜の食事会」と銘打って午後6時から開催された時のメニュー。

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