アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<ミニ情報>「テラ」株価つり上げ偽計容疑者起訴――やはり3者の関連に注目か

 本紙でも2月25日に報じた、医療ベンチャー「テラ」(2191。JQ。東京都新宿区)の株価をつり上げるために、医療コンサルティング会社「セネジェネリックス・ジャパン」(東京都千代田区。破産手続き中)の元役員・竹森郁容疑者(50)が、テラの第3者割当増資をセネが引き受けるとし、その引受け資金がある証拠として資金元とする飲食店経営会社「トレド」に約75億円の預金があるとの虚偽の情報をテラに公表させた金融商品取引法違反(偽計)容疑などだが、3月17日、東京地検は同容疑で起訴した。(冒頭写真=「毎日」3月18日)
トレド元役員の小池宣己、山崎平馬ら他の3容疑者も同様。
もっとも、この件より本紙が気になるのは、竹森容疑者らが逮捕時に報じた際にも触れた、「大樹総研矢島義也会長、S氏らとの関連だ。

「警視庁の捜査2課がやっていたが、矢島氏、『JCサービス』の中久保正己代表、それに佐藤尚被告(=S氏)との繋がりにも関心を持っているのは間違いありません。当局は自殺した瀧本憲治氏のこと、また矢島氏がテラのIRの件絡みで“東証に圧力をかけるようなことはなかったか!?”とも竹森に聞いていたとの情報もあります」(大手マスコミ記者)
そうかと思えば、本紙既報のように、佐藤被告は別件で大阪府警に勾留されているが、東京地検が佐藤被告の身柄を要求したとの情報も漏れ伝わって来ている。
その佐藤被告、仮想通貨詐欺で山田大紀被告らが詐取した資金の一部を、大樹総研の資金源だった「JCサービス」が手がけた福島県の太陽光発電事業への投資に回されたとの見方もあるが、それはやはり松川町の案件。大樹総研への家宅捜索に関してはテラ絡み、また香川県まんのう町における太陽光発電事業絡みとの情報も出ているが、この松川の案件でまず間違いないようだ。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧