アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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菅首相・河野ワクチン担当相(当時)らへの指南役のコロナワクチン違法接種疑惑(上)

 熊本県熊本市に本部を置く「桜十字グループ」という病院、クリニック、介護施設などを経営する医療系集団がある。
病院だけでも「桜十字病院」(熊本市。630床。下右写真)など10近くを擁し、総従業員数は約6500名、総売上高は約675億円(21年度)を誇る。
その一大医療系グループを率いるのは、同グループ代表の西川朋希氏(=冒頭右写真。45。以下、単に西川氏と呼ぶ場合は朋希氏のこと)。
「桜十字」は知らなくとも、「再春館製薬所」(熊本県益城町)という化粧品・健康食品の製造・販売会社は聞いたことがあるのではないだろうか。そう、「ドモホルンリンクル」という化粧品も同社の製品だ。
この再春館の西川通子社長は04年7月、長男に社長の座を譲るが、その再春館は06年に桜十字グループを買収。そして、こちら医療系グループの経営を次男の西川氏に任せた結果だ(ただし西川氏は医者でない。2001年、London School of Economics 経営工学卒業)。
その西川氏の名前が、菅義偉衆議院議員が首相時代の新聞の“首相動静欄”に出たのは21年5月15日と16日のことだった。
同時期といえば、コロナ第4波の渦中で、3回目の緊急事態宣言が出ていた。そして、まずは65歳以上の高齢者へのワクチン接種を本格化させようとしていたころだった。
“首相動静”によれば、15日には首相公邸で午後2時59分から30分以上会っている。そして翌16日午後3時33分からは菅首相だけでなく、河野太郎コロナワクチン接種推進担当相、さらに和泉洋人首相補佐官、厚労省の大島一博官房長まで同席し約1時間も会っていたことが伺える。
なお、この2日連続の面会時に、麻生太郎副総理(当時)の甥っ子である「麻生」(福岡県飯塚市)の麻生巌社長が同席していた。

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